研修2日目、現地初日の朝は雪からのスタートです。語学学校の休校も心配されましたが、語学学校、午後のマサチューセッツ工科大学(通称MIT)訪問も予定通りに実施することができました。初日ということもあり、登下校は順調とはいかなかったペアが多かったものの、全員無事に帰宅完了しております。

出発前から懸念された初日の語学学校ですが、雪の影響は予想より大きくなく予定通りに9時からオリエンテーション開始となりました。週始まりの電車やバスは日本と同じく(現地の定刻運行という意識の低さを考えるとそれ以上)遅れが生じる上、雪の影響もあり大幅に交通機関が乱れていました。半分以上の遅刻はやむを得ないと覚悟しましたが、結果は半分以上が集合時間より早く語学学校へ到着!同じエリアに滞在する2組が遅れましたが、9時半過ぎには授業をスタートすることができました。クラス内では語学学校の先生やスタッフの紹介、簡単なキャンパスツアー、英語テスト等を行いました。また語学学校があるPark St駅はボストンの中心地となりますので、魅力的な周辺施設などの紹介もあったようです。生徒の皆さんには毎日帰着連絡は入れてもらう予定です。そのルールは守った上で、限られた時間ではありますが上手にボストンの街も楽しんで欲しいと思っています。

さて、午後はMITに訪問をしました。キャンパスツアーをしていただいたのは長野県の公立高校ご卒業後、東京大学、大学院に進学された後、現在MITメディアラボで研究員をしていらっしゃる吉田さんです。雨交じりの雪や風が吹くなかの大変寒い環境ではありましたが、キャンパスを巡りながら、日本とアメリカの大学の違いから、自分がなぜ東大に残らずにMITに来たのかというところまで約2時間、生徒の皆さんからの質問をベースにお話くださいました。特に繰り返し吉田さんから出てきた言葉に‘Mind and Hand’という言葉がありました。こちらはMITのモットーですが、吉田さんの言葉をお借りすると「考えよりもそれも形にするやつの方がえらい」。吉田さんからはMITに来た理由の1つとして「アイディアを物におとしていく仕組みがMITはすごい。そのためであればMITに関わる全ての人が協力してくれている感じ。ここで研究を続けられることは自分にはベストだと思う。」とお話をしてくださいました。生徒の皆さんからは、夢や進路についての質問も多くでました。「決められないのであれば好きなものを極めるのもひとつ。」「数年後には必ず来る未来なら、将来の方向性をとりあえず今決めても良いんじゃない?」と予想外の軽いタッチで(改めて考えるととても深いですが)回答をもらっていました。吉田さんからの言葉に『未来=楽しいもの』という雰囲気が質問を重ねるたびに出てきたように感じました。

語学学校

語学学校で

MITにて

MITにて

MITラボ

MITラボ

質疑応答

質疑応答