平成31313日(水)~15日(金)、探究科学科1年生が科学探訪に行ってきました。

【1日目】

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卒業生との懇談会

7時10分に新高岡駅に集合し、新幹線で上野駅へ。上野公園内の国立科学博物館・東京国立博物館で班別

研修を行いました。その後東京大学本郷キャンパスへ移動し、本校OBである大学院医学系研究室の先生の講義を聴き、その後本校卒業生によるキャンパスツアーを行いました。キャンパスツアーでは安田講堂や赤門等、説明を聞きながら見学しました。

宿舎の国立オリンピック記念青少年総合センターに到着し、夕食後、10名の卒業生を招いてグループ懇談会を行いました。各グループ3~4名の先輩方から話を聞きました。内容は、大学での研究内容やサークル活動、高校時代の勉強法や志望校決定など多岐にわたりました。わかりやすく、また熱のこもった話で、とても興味深く聞くことができました。

【2日目】

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班別研修報告会

終日班別行動。豊洲市場やテレビ局、外務省、気象庁、最高裁判所、東京証券取引所、ANAなどに行きました。宿舎に戻って、各班、写真データをパソコンに取り込み発表準備を行いました。

夕食後、クラス別で班別行動の報告会を行いました。各班ともメンバーと協力し、工夫を凝らした発表を行っていました。

【3日目】

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JAXAにて

8時にバスで宿舎を出発し、つくば市へ移動。

まず、JAXAでの研修でした。ガイド付きツアーに参加しました。「きぼう」運用管制室では、「きぼう」に搭載されている機器や実験装置の監視など様々な作業を行っている管制室を見学し、宇宙飛行士養成エリアでは、宇宙飛行士の基礎訓練・健康管理のための施設を見学しました。

午後からはクラス別に見学し、16Hは防災科学技術研究所、17Hは物質・材料研究機構(NIMS)を訪問しました。NIMSでは本校OBの研究グループリーダーから説明を受けました。

その後、バスで大宮駅へ移動、大宮駅から新幹線に乗り、1924分新高岡駅に到着。3日間の行程を無事終了しました。

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16H

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17H

【生徒の感想】

  • この研修を通して、地球の未来について考えるきっかけができ、日常生活に生かされている科学のありがたみを感じることができた。今後は身近な技術の改善点に着目し、課題研究のテーマ設定に繋げていきたい。
  • 本校OB・OGの先輩方の話をきいて、それぞれに自分に適したやり方があるということがよくわかった。自分と向き合い、自分自身をよく知ることの大切さを改めて感じた。
  • 大学の先生や東大生の話を聞いて、普段から自分の進路のことについて考えるアンテナを張り巡らせておくようにしたいと思った。また、「一流を体験する」ことが自分の視野を広げ、価値観を豊かにするのだと学んだ。
  • 今までにないものを生み出すには、過去から知識を得ることに加え、専門分野以外のところにあるアイデアからヒントを得る必要があり、様々な人が長年、努力をしていることを感じた。自分の学校生活に生かせることは、勉強でもその他の活動でも様々なことに興味を持ち、自身の知識を深め将来に生かしていくことではないかと思った。
  • JAXAの宇宙飛行士の訓練では協調性やコミュニケーション能力を問う試験があると聞いた。技術のほかにやる気や態度、情熱などがどの仕事にも必要だと思った。研究所では当たり前のように英語を使っていた。グローバル化が進む中で、英語は必ず身につけなければならないものだと感じた。