異文化理解講座2

タンザニアの方々と笑顔で交流

平成28年1月28日(木)、2年人文社会科学科・理数科学科の37名が、JICA北陸「アフリカ地域における中小企業振興コース」研修で来県しているアフリカ8カ国の18名の研修員を講師に迎え、英語で交流する異文化理解講座が行われました。
講師の出身国は、エチオピア、リベリア、ナイジェリア、スーダン、スワジランド、タンザニア、レソト、ザンビアでした。生徒は9班に分かれ、交流する相手 を変えて4回交流会を行うことになっており、「アフリカの人と話す機会なんて、この後もそうそうない!」と事前準備の段階から意欲的に、質問内容を考えた り、富山紹介の準備をしたりしていました。

異文化理解講座1

ザンビアの話に耳を傾けました

交流会では、講師からの自己紹介・国紹介の後、本校生徒が富山の食文化、自然、伝統産業などを紹介しました。最初の交流会ではどちらも緊張の面持ちでしたが、回を重ねるにつれて打ち解け、互いの国の文化・生活について理解を深める楽しく有意義な時間を過ごしました。
講師の方々は、「生徒達が真剣にアフリカの話を聞いてくれて嬉しかった。アフリカのことをもっと知ってもらいたいし、そんな機会がもっとあればいい。」と話されました。

生徒のレポートより

  • 先入観でその国を判断してはいけない。
  • 話してみて、その国の印象が変わった。
  • 遠い国だと思っていたのが、身近な国になった。話したアフリカの方々は紳士的で優しかった。
  • アフリカの国々は貧しいと思い込んでいたが、大都市は先進国と変わらないと知った。
  • 「英語を話すのが苦手でも、外国の人と話せる!」と強く感じた。
  • 英語は単なるコミュニケーションツールの一つ。お互いを理解するとき、他の様々な方法がある!
  • 交流会の前は心配ばかりしていたが、皆さん親切で、優しく笑顔で話してくださった。
  • かつて植民地だったという辛い体験があるからこそ、今、アフリカの人々が友好的・平和的なのかと思った。
  • アフリカの人々は、ネルソン・マンデラ氏をとても尊敬している。
  • アフリカの人々はサッカー好き。
  • アフリカでは、生魚を食べないので、寿司が嫌いだと知った。
  • ザンビアでは、日本同様、年長者を敬い、食前食後に「いただきます」や「ごちそうさま」のように感謝のお祈りする。
  • アフリカの国は日本と違い、1つの国の中に、多くの部族がいて多くの言語がある。

講師の方々の感想(英語原文の日本語訳)

  • 富山県の次世代リーダーと交流して、自国やアフリカについて紹介することができた。日本文化についての理解も深まった。
  • 高校生との交流は貴重な経験だった。日本の文化について多くを学んだ。学生は穏やかで控えめだった。歓迎してもらい嬉しかった。自国について紹介する機会もあり、学生たちはアフリカの話にワクワクしていた。大変良い文化交流プログラムだった。