海外研修の2日目は、雪になりました。

今日は遅刻もなく、全員9時半に前日と同じ、ハーバード・スクエアに集合しました。トリップ・リーダーのアランさんの今日の予定の説明を聞いたあと、今日の会場まで10分ほど歩きます。今日指導をしてくれる6名のハーバード大学生の紹介がありましたが、その中のひとりが2年生で横浜出身の “あかり” さんです。ハーバード大学の日本人学生は以前より少なくなってしまい、あかりさんが2年生で唯一の日本人で、1年生には日本人はいないそうです。

午前中は前日の続きで、グループに分かれてより良いプレゼンテーションができるように指導を受けました。
昼食は前日と同じくハーバード・スクエア周辺で各自取ります。ボストンらしいものを短い昼休みに食べるのは難しいですが、今日は何を食べたのでしょうか。

午後1時半からは、同じ建物の4階にある “パフォーマンス・ホール” に移動しました。はじめに、“かわい ようえい”さんの話を聞きました。かわいさんは日本人で、中学校卒業後アメリカン・スタイルのオーボエを勉強するために単身でアメリカに来て、現在はニューイングランド音楽院の学生で20歳です。当初は英語はほとんど話せなかったそうですが今ではアメリカ人と何ら変わらず、今日もお話は全部英語でした。「文法や単語の勉強だけでは英語は通じない。コミュニケーション能力と発音を良くしないといけない」とおっしゃっていました。

お話の後は、ニューイングランド音楽院の学生でボストン・フィルハーモニック・ユース・オーケストラのメンバーの方々と一緒の木管五重奏の演奏を聞かせていただきました。曲目は、ビゼー作曲の「カルメン組曲」などでした。

演奏後は5つのグループに分かれて5名の方々と懇談し、アメリカのこと、音楽のこと、楽器のことなど色々な話を聞くことができました。休憩をはさんで、次はファング・ザッカリーさんのチェロの演奏を聞きました。曲目はバッハ作曲の「無伴奏チェロ組曲第6番」などでしたが、素晴らしい演奏技術には圧倒されました。
演奏の後、トリップ・リーダーのアランさんとファングさんとの対談形式でお話を聞きました。ファングさんは17歳の高校生です。ペンシルバニアに住んでいて、毎週末ボストンのニューイングランド音楽院に車で6時間かけて通ってチェロの勉強をしています。同じ高校生としてどの様に感じたでしょうか。

4時半頃に終了し、今日帰ってからと明日の休日、そして再び会う月曜日の緒注意や連絡事項を確認して、今日も一緒にハーバード・スクエアまで歩いてから解散になりました。生徒たちは明日はホストファミリーと1日休日を過ごします。どんな経験をし、思い出を作るのでしょうか。月曜日の朝の再会を楽しみにしたいと思います。