県民フォーラム写真1

「2016とやま宣言」採択

5月24()、富山県民会館で行われた「北東アジアの環境に関する県民フォーラム」に探究科学科1年生80名が、参加しました。このフォーラムは「G7富山環境大臣会合」「北東アジア自治体環境専門家会合」などの成果や、今後の北東アジア地域の環境協力について県民とともに考えるイベントでした。

第1部の成果報告等では、最新の地球環境の課題を知るとともに、環境省や国際機関の活動を日本語、中国語、韓国語、英語で聞き、国際会議の雰囲気を肌で感じることができました。公用語としての英語の必要性を改めて実感し、国際社会で活躍することの魅力を発見していました。

県民フォーラム写真2

専門的な話を真剣にメモ

第2部では、「気候変動リスクと人類の選択-IPCC報告書からCOP21へ-」と題して、国立環境研究所地球環境センター江守正多気候変動リスク評価研究室長の記念講演が行われました。2050年の日本では40℃を超える日もあり、京都の紅葉の見ごろがクリスマスになるなどの「未来の天気予報」を聞き、地球が置かれている現状をリアルに感じました。「2030年までに地球の平均気温上昇を2℃以内に抑えるには、今の高校生が大人になったときに、技術革新や社会生活の変革を生み出すことが必要」と言われ、これからの地球を担おうという意識が高まりました。

【生徒の感想】

  • 県民フォーラム写真3

    グローバルな環境人材になります!

    今回のフォーラムで、自然環境を守る意義と、そのための具体的行動について分かった。対策せずにこのまま2050年を迎えると今では考えられない異常気象になると知りゾッとした。将来、私たちがこの問題を解決できるよう引っ張っていけるようになりたい。

  • これまでニュースや授業で学んできた気候変動などの環境問題について深く学ぶことができた。これからも、環境問題に対する正しい知識を身につけ、各地域の取り組みをしっかり把握し、積極的に問題解決について考えていきたい。
  • 富山県がこれまでも「北東アジア環境パートナーシップとやま宣言」や「富山物質循環フレームワーク」で国際組織と連携しながら、先陣を切って行動していることを知り、私の住む富山県に誇りを感じた。