平成31120日(日)、富山国際会議場において「環日本海海洋環境保全シンポジウム」があり、2年探究科学科 課題研究NOWPAP班が「海岸漂着ゴミと海洋酸性化」について発表しました。

「環日本海海洋環境保全シンポジウム」は、富山県と公益財団法人環日本海環境協力センター(NPEC)の主催で、NPEC20周年記念行事として、「富山から環日本海の海洋環境保全を考える」というテーマで開催されました。

最初に県知事のあいさつ、続いて、基調講演「プラスチックによる海洋汚染を止めよう」がありました、その後、NOWPAP班の3名が4月から行ってきた課題研究の内容(本校生を対象とした海洋環境についての意識向上の取り組みと、世界の海で問題になっている海洋酸性化の現状)について発表し、参加者に海洋環境の保全を呼びかけました。また、滑川高校の活動報告や県とNPECからの事業・研究報告もあり、海洋環境保全について理解を深めました。

シンポジウム写真1

【生徒の感想】

  • シンポジウム写真2このシンポジウムに参加して、海洋環境保全への関心が高まりました。特に、海洋の富栄養化マップの研究発表が面白かったです。それは、専門機関が人工衛星を用い海洋の色素を観察するというもので、自分たちの課題研究とは規模がまるで違いました。
  • 多くの県民の方々が会場に来ておられて、海洋環境保全について考えているのは自分たちだけではないことが実感できました。また、他団体の研究発表を聞いて、自分たちの課題研究はまだまだで、もっとよくできるのだと感じました。これからも海洋環境問題に関心を持って情報収集していきたいです。
  • プラスチックは一概に危険とは言えないという意見を聞いて衝撃を受け、海洋環境保全問題に対する視点は一つではないことを知りました。また、県民の参加者が積極的に質問するのを見て、県民の方々の海洋環境保全への関心の高さを感じました。